ストレッチ
2020.8.5
便秘解消には血流を良くする事が大切!3つの簡単ストレッチをご紹介
便秘を改善するには、「食生活」を気をつけるだけでなく、腸内の血流を良くする事がポイントになります。とは言え、腸内の血流を良くするって具体的に何をやれば良いの…?そうお考えの方は多いと思います。
そこで今回の記事では、腸内の血流を良くするための簡単なストレッチのやり方や、血流を良くする効果を高める上で、意識して頂きたい事などもまとめて紹介していきます!
ぜひ、お風呂上りや、寝る前、朝の起床後などに行ってくださいね!
便秘解消に必要な”血流を良くする”ストレッチとは
それは、「筋肉をほぐし、柔軟性を持たせる事で、血流を促進するために行う」です。
ここでは、そもそもなぜ便秘を改善するためには、血流を良くする必要があるのか、その理由を簡潔にお伝えします。
なぜ便秘を解消するには血流を良くする必要があるのか
便秘の症状が現れるのには様々な原因がありますが、その中でも特に多いのが、「腸の動きが衰え、便が正常に押し出されないから」という事です。
そもそも、血液は全身に流れているため、便秘を解消するだけでなく、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防という面でも、血流を良くする事は重要になってきますが、その中でも、特に「腸」と「血液」はお互いに密接な関係があります。
というのも、運動不足や自律神経の乱れなど、何らかの要因で全身の血流が悪くなってしまうと、それに伴って腸に向かう血液量も少なくなってしまうので、腸内を流れる血液の流れも悪くなってしまい、結果的に腸の動きが衰えてしまうんですね。
そのため便秘を改善するには、ストレッチやヨガ、体操などを通して、全身、そして腸内の血流を良くしていく事が大切なのです。
血流を良くするストレッチで便秘を解消するためのポイント
血流を良くするストレッチを行って便秘を改善していく際に、より効果を高めるためのポイントがあるので、「時間帯」「刺激する箇所」「呼吸」の3点について、詳しくお伝えしていきます!
朝と寝る前のストレッチで血流を良くする効果は高まる
血流を良くするストレッチの効果を特に高める事ができるのは、朝の起床後と寝る前の時間帯です。
朝の起床後は、体温が低く、筋肉が伸びにくい状態です。そのためカラダはまだ活動モードになっておらず、腸も活動的には動いていませんが、簡単なストレッチを行う事で、全身、そして腸内の血流が良くなり、便通を促す事ができます。
さらに朝は、もっとも便意が起きやすい「ゴールデンタイム」と呼ばれているため、その時間帯にストレッチを行う事で、より自然な便意を促す事ができるわけですね。
また、夜寝る前にストレッチを行う事もオススメです。ストレッチで適度にリラックスをして就寝できれば、「睡眠の質」の向上に繋がりますし、睡眠中に腸は活動的に動き出し、腸の中を掃除しています。そのため「睡眠の質」が向上する事で、肌の調子が整う事や疲労回復だけでなく、翌朝の便意を促す事にも繋がりますよ。
「お腹」「足」を刺激するストレッチで血流を良くして便通を促す
血流を良くして便秘を改善するために、特に「お腹」と「足」に重点を置いてストレッチを行いましょう。
ご存知の通り、腸は「お腹」の位置にあります。そのため、「お腹」を伸ばしたり、縮めたりして刺激を与える事で、直接的に腸に刺激を与えることになり、腸内の血流を良くする事に繋がるわけですね。
また、血流を良くするためには、「足」の中でも特にふくらはぎが重要になります。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれていて、心臓から送られてきた血液を押し戻すポンプの役割があるんですね。
ふくらはぎの筋肉には「ミルキングアクション」という血液の循環機能があります。この機能が衰えると、全身の血流が悪くなり、結果的に腸内の血流が悪くなってしまうので、ふくらはぎを中心にストレッチを行う事も大切です。
血流を良くするストレッチの便秘解消効果を高める呼吸法
ストレッチは「筋肉をしっかり伸ばして、凝りをほぐすこと」が重要になりますが、その際に意識して頂きたいのが「呼吸」です。
呼吸において、吸う時は交感神経が、吐く時は副交感神経が優位になりますが、交感神経が優位だと筋肉は収縮し伸びにくくなり、副交感神経が優位だと筋肉が緩み伸びやすくなります。そのため、ストレッチでカラダを伸ばす際は、息を「ゆっくりと長く」吐く事が大切です。
特に、呼吸法には「胸式呼吸」と「腹式呼吸」がありますが、主に胸式呼吸は、酸素を取り込む量が少なく、交感神経を優位にさせる呼吸法だとされています。一方で腹式呼吸は、酸素をたっぷりと取り込む事ができ、副交感神経が優位になります。
なのでストレッチ時は腹式呼吸を行う事で、より血流を良くする事ができ、便秘を解消する事に繋がるので、意識をしていきましょう。
便秘解消に効果抜群!血流を良くするストレッチ3選
ここからは、便秘を解消するための、血流を良くする効果が高いオススメのストレッチを3つ紹介します。
立ったまま行うものや、寝ながら行うストレッチもありますが、全て2、3分で簡単に出来るので、起床後の時間帯や、寝る前、お風呂上りなどに実践していきましょう!
1.お腹と足を刺激して血流を良くするストレッチ
上記でもお伝えした通り、全身、腸内の血流を良くして便秘を改善するには、特にお腹と足に刺激を与えるストレッチが有効です。このストレッチは、立ったまま行う事ができるので、お風呂上がりや、朝の起床後に、朝日を浴びながら行いましょう!
①足を揃えて立ち、左足を思い切り前に出して、太ももを伸ばします。
②その姿勢のまま前にカラダを倒していき、膝にお腹を近付けるイメージで前傾します。
手を横に広げてバランスをとっても大丈夫です。
③その姿勢のまま、お腹をへこませながらゆっくり息を吐き、
お腹を膨らませながら、ゆっくり息を吸い込みます。
(この深呼吸を3回くらい行います)
④その後に前傾した姿勢を元に戻し、左足も戻して元の状態に戻ります。
⑤次は右足を前に出して同じように行います。
目安としては、①〜⑤の動作を1日3セット行いましょう
2.全身を伸ばして血流を良くするストレッチ
全身の筋肉を適度に伸ばしていく事で、血流を良くするだけでなく、自律神経のバランスを整える事にも繋がります。
このストレッチも基本的には立ったまま行いますが、座った状態でも行えるので、日中に座っている時間が多い方は、ストレッチを実践して血流を促進し、便秘を改善していきましょう!
①足を肩幅程度に広げて立ちます
②両手を上にあげてクロスさせ、思いっきり体を上に伸ばします(背伸びをするイメージ)
③手で上に円を描くように、上半身を動かします(お腹を伸ばすイメージ)
④15秒間、円を描くように上半身を動かします。
⑤その後、左右反対に円を描くように、また15秒間上半身を動かします。
⑥④〜⑤の動作を、交互に繰り返しましょう。
※座った状態で行う場合は、椅子に座ったまま、②〜⑥を行いましょう。
3.寝ながら血流を良くするストレッチ
寝ながら、特に股関節付近の大きな筋肉と、お腹の筋肉を伸縮させて刺激を与えるストレッチです。
体をリラックスさせ、出来るだけゆっくりした動作で行う事で、筋肉をしっかりほぐしていきましょう。
①仰向けに寝転がります。
②右足の膝を胸に近付けていき、両手で膝を抱え込み、さらに胸の方に近付けます。
※痛くない程度まで近付けましょう。
③その姿勢を20~25秒キープします。
④その後、右足を元に戻し、左足も同様に行います。
目安としては、②〜④の動作を1日3セット行いましょう
まとめ
便秘を解消するには、食事や運動などを意識することはもちろん大切ですが、血流を良くする事も重要になります。ストレッチを通して筋肉の凝りをほぐし、全身、そして腸内の血流を良くする事で、腸を活発に動かしましょう!
立ったまま行うものや、寝ながら出来るストレッチもあるので、朝の起床後や、夜寝る前、お風呂上りなどに少しだけ時間を作り、実践してみてくださいね!
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宮崎伸之輔
宮崎 伸之輔
プロフィール
オンライン上で「毎日1回便意が来るカラダを作る」をコンセプトに、「食事」「トレーニング・マッサージ」「ストレスケア」の3点を、お客様1人1人に合わせてオーダーメイドで作成し徹底的にサポートする事で、便秘を根本的に解決する専門家として活動している。
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